platex経由でPDFを生成する。
はじめに
Sphinx 1.0.6 から platex経由で日本語を含むPDFが出力できるようになりました。
以前は、LaTeX経由でのPDF作成のように、いろいろと手を入れる必要がありました。
まだ利用方法のドキュメントが無いため紹介します。
platex経由でのPDF作成
まず、platexが利用できる環境を用意します。
TexLive2010 で利用できることを確認できているので、TexLive2010以降をおすすめします。
次に、サンプルのプロジェクトを作成します。細かい手順は、http://sphinx-users.jp/gettingstarted/index.html Sphinxをはじめようを見るとわかりやすいです。
ここまでで、サンプルのプロジェクトができあがっているので、platex経由でPDFが出力できるようにします。
まず、 conf.py の設定を変更します。 次のように、languageの値を 'ja' に変更します。
# The language for content autogenerated by Sphinx. Refer to documentation # for a list of supported languages. language = 'ja'
この設定で、日本語対応のコードが含まれたソースファイルが生成されます。
次に内容を、Makefileの最後に追加します。
platexpdf: $(SPHINXBUILD) -b latex $(ALLSPHINXOPTS) $(BUILDDIR)/latex @echo "Running pLaTeX files through platex..." make -C $(BUILDDIR)/latex all-pdf-ja @echo "platex finished; the PDF files are in $(BUILDDIR)/latex."
この変更で、platex経由でPDFを生成できるようになります。
実際に、PDFを作成するには、
$ make platexpdf
とします。
enjoy sphinx!